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2026年8月31日 | 撮影・式典・イベントの発注ご担当者へ

用意したはずのものが、足りない|道具が欠けた現場で、時間内に仕上げるということ

用意したはずのものが、足りない|道具が欠けた現場で、時間内に仕上げるということ

当日、用意されているはずのものが足りない。撮影やイベントの現場では、起こりえます。発注のご担当者が事前にすべてを見通すのは難しく、現場に着いてはじめて分かることもあります。

想定どおりにいかないのは、人が揃わないことだけではありません。今回お伝えするのは、もうひとつの「想定外」——道具が足りない現場です。

その日、腰紐が半分しかなかった

ある夜のイベントで、大人数に浴衣を、短い時間で着付けることになりました。予定の時刻になっても人が揃わず、到着が一気に重なる。それだけでも慌ただしい現場です。

そこへ、もうひとつ。着付けに欠かせない腰紐が、足りませんでした。三十名に浴衣を着せるには、一人二本で六十本。ところが、現場にあったのは、その半分の三十本だけでした。

足りない分を、その場で作る

足りない三十本を、着付け師はその場で用意しました。念のため持参していた新品の腰紐が十本。お客様に差し上げてもよい中古の紐が十本。残りの十本は、持参していた補整用のガーゼを腰紐の半分の長さに切り、さらに三等分に割いて、紐の代わりにしました。

同じ長さにすれば二巻きできますが、必要な数をそろえるため、あえて一巻き分の長さにして、胸紐の代わりに使う。——こうして、道具の不足を埋め、時間内に全員を仕上げました。

とっさに思いつく工夫ではありません。何が足りなくなりうるかを知っていて、はじめてその場で手が動きます。

なぜ、その場で間に合わせられるのか

道具の代用は、経験の中にしか宿りません。どんな現場で、何が足りなくなり、手元の何で代えられるか。それは、失敗の許されない本番を何度もくぐってきた着付け師だけが持っている引き出しです。

弊社の着付け師は、応募をいただいてから審査と面談を経て登録します。技術があることは前提で、そのうえで「想定どおりにいかない時に動けるか」を人選の最優先にしています。

足りない前提で、備えておく

もちろん、足りないことが分かっていれば、事前に補います。ご依頼の段階で、着物・帯・小物をどちらが用意するのかをすり合わせておくことが、当日止まらない一番の近道です。腰紐や伊達締めといった小物まで含めて、必要な点数を整理してご案内できます。

そのうえで、それでも現場では想定外が起きる。だからこそ、起きた時に間に合わせられる着付け師をお出しする。これが、弊社の考える現場対応力です。

まずは、現場のことをお聞かせください

どんな現場で、どなたに、何名に着せるのか。会場に何が用意されているのか。それが分かれば、必要な体制と、当日の備えまで含めてご提案します。「こういう現場だけど対応できる?」の段階で構いません。

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