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2026年8月7日 | 撮影・式典・イベントの発注ご担当者へ

着付け師は何名必要?|見積もりを取るときに、伝えるべき3つのこと

着付け師は何名必要?|見積もりを取るときに、伝えるべき3つのこと

「出演者20名に、朝の2時間で着物を着せてほしい」。撮影や式典で和装の手配を任されたとき、最初に困るのがこれです。着付け師を何名お願いすればいいのか。予算を組むにも、香盤を引くにも、まずこの数が要ります。

ただ、結論から申し上げると、この人数はご担当者が計算する必要はありません。こちらで出します。そのかわり、3つだけ教えていただきたいことがあります。

見積もりに必要な、3つのこと

  1. 1仕上がりの希望時間 — 何時までに、全員の着付けが終わっている必要があるか。
  2. 2着付けを開始できる時間 — 何時から会場に入れるか。ここが現場ごとに違います。
  3. 3着物の種類 — 振袖、訪問着、留袖、浴衣、袴など。人数とあわせて。

この3つが分かれば、こちらで体制を組んでお見積りをご提示できます。衣装の種類がまだ固まっていない段階でも構いません。

いちばん抜けやすいのが、2番目です

「何時までに」は必ず決まっています。香盤にも進行表にも載っているからです。ところが「何時から着付けを始められるか」は、意外と曖昧なまま見積もり依頼が来ます。

会場に入れる時間は、現場ごとに違います。スタジオなら朝から入れることもあれば、ホテルの宴会場は前の催しが終わるまで入れないこともある。ロケ地なら移動時間も乗ります。終わりの時刻だけでは、逆算ができません。

「終わり」と「始まり」の両方が決まって、はじめて必要な体制が出せます。

なぜ、人数をご担当者が決めなくていいのか

同じ衣装でも、着付け師によって、お一人の着付けに10分で仕上がることもあれば20分かかることもあります。誰を、どう組み合わせて配置するか。そこまで含めて体制なので、外から人数だけを決めるのは、どうしても無理が出ます。

そこは、こちらの仕事です。ご担当者にお願いしたいのは、上の3つを教えていただくことだけです。

参考:1名あたりの着付け時間の目安

予算の当たりをつけるための参考として、目安をお示しします。

  • 花嫁衣装・振袖・留袖 … 30分ほど
  • 訪問着 … 20分ほど
  • 袴 … 15分ほど
  • 浴衣 … 15分ほど
  • 着流し … 10分ほど

ただし、これはあくまで目安です。着付け師によって前後しますし、衣装の状態、着せる方の体格や慣れ、現場の環境でも変わります。この数字で必要な人数を出そうとすると、かえって現場が合わなくなります。ざっくりの規模感をつかむためだけにお使いください。

⚠️ とくに振袖の30分は、成人式当日の集団着付けのように、時間が限られていて崩れにくい帯結びを優先し、複雑な結びをしない場合の目安です。前撮りのように仕上がりの見え方を優先する現場では、もっと長くかかります。撮影で一人ひとりの着姿を作り込むなら、この目安のままでは足りません。仕上がりにどこまで求めるかも、あわせてお知らせください。

あわせて教えていただけると早い:ヘアメイクのこと

着付けとヘアメイクは、同時にできません。ヘアメイクを仕上げてから、着付けに入ります。この順番が、進行にいちばん効きます。

  • ヘアセットを含めると、1名につき30分ほど。そのあとに着付けが乗ります。
  • 髪を巻かないスタイルなら、ヘアセットは10分程度で仕上がります。
  • 時間や予算が厳しい現場では、メイクをセルフにして詰める判断もあります。

たとえば振袖10名を2時間で仕上げたい現場で、ヘアメイクが1名体制だとします。ヘアセットだけで10名分=5時間。着付け師を何名増やしても、着付けを始められません。着付けの体制だけを厚くしても、進行は解決しないということです。

ヘアメイクを別の会社に発注されている場合は、その体制も一緒に教えていただけると、噛み合った段取りをご提案できます。

当日、時間が押す3つの原因

① ヘアメイクとの順番が決まっていない — いちばん多い原因です。着付けは後。ヘア側の体制も含めて事前に確定させます。

② 衣装・小物の員数が足りない — 当日に足りないと、そこで列が止まります。着物・帯・長襦袢だけでなく、腰紐や伊達締めなどの小物もご依頼者様にご用意いただくため、事前の員数確認が要ります(不足分は、スタッフが予備として持参する新品をその場でお買い上げいただくこともできます)。

③ 控室と動線が足りない — 着付けのスペースが1箇所しかないと、着付け師を増やしても同時に動けません。人数分の場所と鏡、そして着付け後の待機場所まで含めて設計します。

着崩れは、誰が直すのか

法人のお客様の現場では、撮影に同席し、監督役の着付け師が着姿を細部までチェックしてお直しします。着せて終わりではなく、本番のあいだ見ている人がいる体制です。

長時間の撮影、屋外、動きの大きいカット。衿元や裾は必ず動きます。その場で直せる人がいることが、そのまま撮り直しの回避になります。

「何百人でも、乱れない。そして、時間内に」

  • 大規模な催しで、200名規模を美しく送り出した実績。
  • 着付け師1名で、14名を時間内に仕上げた実績(衣装の種類と拘束時間の条件によります)。
  • 番組ロケ・撮影現場・式典への帯同実績。

全国70名以上の着付け師ネットワークで、地方ロケや急な増員にも対応します。

まずは、3つだけお知らせください

仕上がりの希望時間、着付けを開始できる時間、着物の種類と人数。この3つで、必要な体制とお見積りをご提案します。「こういう現場だけど対応できる?」の段階で構いません。

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